ワンサイドはつまらない
ボッチャとは簡単そうで難しいスポーツです。
やりようによってはつまらない体験会にもなりえます。
つまらない体験会とはワンサイドゲームが発生した場合です。
一方的にやられて「どうすればいいか分からない」となったまま試合終了。
ワンサイドゲームは下のような状況で起こります↓

ジャック前にピタ付けされた時です。
初心者泣かせの壁であり「6球全て空振り」という展開がほぼ確実となります。
原因は「投げる方向が固定されているから」ですね。

逆を言えば色んな方向から投げることが出来ればカンタンなわけです。

他方向から狙えるようにコートの形を変えれば問題は解決できます。
スベらない1ボックスコート
パラリンピック公式のボッチャはスローイングボックスが6つです。

ボックスは2つ以上あると難しくなります。
「絶対にパラリンピック公式通りでないといけない」というのでしたらムリな話ですが。
それ以外でしたらボックスは1つが最適です。


1ボックスコートとは6つあるボックスを一つにしたコートです。
ボックス内は自由に移動可能です。
断言できますが初心者、子どもには1ボックスが絶対ウケます。
私自身、1ボックスコートにしてからの体験会はスベり知らずなんです。
赤と青のシーソーゲーム
ボッチャで盛り上がるのシーソーゲームです。
ジャックに近いボールが「赤→青→赤→青・・」と頻繁に入れ替わる展開が面白いのです。
例えば下のような赤4点から・・↓

青が逆転したら盛り上がりますよね↓

投げた人は「よし!」と思い、周囲からは「よくやった!」と賞賛されます。
赤と青のシーソーゲームこそが面白いボッチャです。
1ボックス×ジャック手前=ばかうけ
1ボックスコートは赤と青のシーソーゲームが起こりやすいコートです。
ただジャックがコート奥側にあると、ちょっと難しい。

小学生くらいだと届かない子もいます。
「ジャックが奥にいくと難しい展開になる」と意識してください。
ジャックが下の緑エリア辺りにあると面白くなりやすい。

「1ボックスコートでジャックが手前にある」
この条件が揃えば大抵は「ボッチャ面白い!」と思ってくれます。
推奨コートサイズ
広すぎず、狭すぎずが理想です。
目安として以下のコートサイズを推奨します。

幅が広いと難易度が下がります。
奥行きが短いほどシーソーゲームは起こりやすくなります。
ちょっと反則技ですが運営側でジャックを手前に置いてしまうのもアリです。

初めての人ほどジャックは奥になげがちです。
なので最初の最初は仕切る側がジャックを手前に置いてしまう。
ともかく「1ボックス×ジャック手前」が面白い体験会を起こすコツです。
ぜひお試しを。
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